日本には、約120万人の看護師が病院やクリニックで働いています。
しかし、看護師の中には「転職」を検討している人も少なくありません。
なぜならば、仕事自体が精神的、肉体的な負荷が高いからです。
人員不足などによって労働環境が急激に悪化するケースも珍しくないため、より良い労働環境の職場に転職するのがスタンダードとなっています。
そして、転職を希望する看護師の多くが利用しているのが「転職エージェント」です。
この記事では、そんな看護師の転職活動に「転職エージェント」の利用がおすすめである理由について解説していきたいと思います。
転職エージェントとは?
転職エージェントという言葉は、ここ数年よく耳にするようになりましたよね。
以前は「転職サイト」が主流であり、自分自身で掲載された求人に応募し、面接を受けに行っていました。
しかし、2020年代では、「転職エージェント」を利用して転職活動をするスタイルがスタンダードになってきています。
転職エージェントは、採用を検討している企業の求人情報を保有し、転職を希望している登録者に対して仕事選びから面接、入社手続きまでをサポートしています。
一般的な転職サイトを利用した転職活動は自分だけで行いますが、転職エージェントを利用した転職活動は「二人三脚で進んでいるイメージ」となります。
看護師に転職エージェントの利用がおすすめである理由
会社員の転職においても転職エージェントの利用はとてもおすすめですが、看護師という職業に就いている人には特におすすめであると言えます。
その理由をいくつか挙げていきましょう。
①転職に関わるサポートが手厚いから
看護師という職業は、一般的な仕事と比べて過酷である言えます。
勤務時間も長くなりやすく、夜勤のある施設も多く、勤務形態が不規則です。
さらに、休日であったにもかかわらず人員不足により急遽出勤になるといったケースも多いものです。
勤務中の休憩時間も、患者さんの状態などによってあまり取れずに仕事をし続けなければならないケースも多いのです。
とにかく忙しく、働きながら転職活動をすべて1人で進めていくのはなかなか難しいのが現実です。
転職エージェントを利用すると、登録時には職務経歴書の作成やエージェントとの面談などがありますが、それ以降は起業への応募や面接日の日程の調整、入社手続き、給与の交渉など、様々な面でエージェントがサポートしてくれます。
希望条件をエージェントが把握することによって、自分自身で求人を探し続けなくてもエージェント側から「条件に合った求人がありました」と提案してくれるケースもあります。
転職に関わるサポートが非常に手厚いため、看護師の転職活動に非常におすすめなのです。
②非公開求人が多いから
転職エージェントは、公開されている求人の他にも数多くの「非公開求人」を抱えています。
そういった求人は、当然ながらその転職エージェントに登録することで応募できることになります。
中には現在勤めている病院やクリニック、介護施設などの給与条件よりもかなり高い条件を出しているところもあります。
十分に経験を積み、看護師としてのスキルも一定以上あると自負できるならば、非公開求人に応募し一気にステップアップを狙うことも可能なのです。
③キャリアアドバイザーから退職に関してのアドバイスをもらえる
看護師が転職する難しさの中に「退職しにくい雰囲気」が挙げられます。
人員不足の病院やクリニックは多く、退職する旨を職場の上司に伝えると反対されるケースも珍しくありません。
言い出しにくい雰囲気もあり、なかなか退職に踏み切れない人も多かったりしますが、転職エージェントのキャリアアドバイザーから「退職に関するアドバイス」がもらえるため、より退職がしやすくなるわけです。
④看護師の転職エージェントが多い
看護師専門の転職エージェントは、他の職種と比べて非常に多い傾向にあります。
人材不足気味であるため、看護師を扱うエージェントが利益を出しやすいといったメリットもありますし、忙しくて自分だけで転職活動がなかなかできないといった点も転職エージェント向きである理由の1つでしょう。
・ナースではたらこ
・医療ワーカー
・マイナビ看護師
・ナース人材バンク
・レバウェル看護
・看護roo!
このように、実に様々な看護師専門の転職エージェントが存在しています。
各社かなり力を入れて運営しているため、良質な求人と良質なサービスを受けられる確率が高いと言えるでしょう。
まとめ
今回は、看護師の転職活動に「転職エージェント」の利用がおすすめである理由について解説してきました。
・転職に関わるサポートが手厚いから
・非公開求人が多いから
・退職に関してのアドバイスをもらえる
・看護師の転職エージェントが多い
自分の力だけで転職活動をしている人は、ぜひこの機会に転職エージェントに登録してみてはいかがでしょうか?
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