看護師が転職に失敗するケースと対応策

看護師が転職に失敗するケースと対応策 看護師の転職

看護師という仕事に従事している人は、常に忙しい毎日を送っている人も多いはずです。

花形の職種であり、一般的な職業よりも好待遇であることも多いですが、違う病院やクリニックなどへの転職を考えている人も多いはずです。

しかし、「辞めたい」といった感情が強すぎて勢いで転職先を決めてしまうのは良くありません。

環境が良くなるどころか、転職前よりも環境が悪くなる可能性もあるからです。

この記事では、そんな「看護師が転職に失敗するケースと対応策」について解説していきたいと思います。

看護師が転職に失敗するケースと対応策

それでは、具体的に転職に失敗する具体的なケースを挙げていきましょう。

条件は良かったが職場の雰囲気が悪かった

転職は、ある種ギャンブルとも言えます。

実際に転職してみないと成功かどうかが分からないからです。

求人条件が良かったとしても、職場の雰囲気が悪く仕事に支障が出るレベルなのであれば、それは転職失敗といえます。

対応策としては、職場見学をさせてもらうといった方法があります。

また、その求人がいつから出されているのかを調べることも有効な手段の1つです。

夜勤なども少なく条件が良いのにもかかわらず長期間求人が出ている職場の場合は、人間関係が上手くいっておらず雰囲気が悪い可能性が高いと言えます。

業務内容が合わない

給与や勤務地などの条件を優先し、「看護の仕事なら何でもOK」といったスタンスで転職してしまうと、失敗する可能性が高まります。

看護の仕事といっても、バイタルサインチェックや巡回、注射、点滴、採血、入院患者の清拭や入浴介助、褥瘡処置や体位交換、おむつ交換、創処置、ベッドメイキング、ナースコール対応、手術の準備、リハビリ、食事介助・配膳、配薬、カルテ入力、看護計画、他職種とのカンファレンスなど多岐に渡ります。

自分の得意不得意があるはずですが、転職先の業務が自分の不得意なものばかりである可能性もあるわけです。

1ヶ月、2ヶ月といった短期間であれば我慢できますが、長期になればなるほど不満は募っていきます。

対策としては、面接の際にある程度詳しい業務内容をしっかりと聞いておくことでしょう。

また、面接の際に自身の得意不得意な点を正直に伝えておくことも、転職後のギャップを生じさせない1つの手段だと言えます。

自分自身の適応力のなさにより慣れるまで時間がかかる

例えば、看護学校卒業後に就職した病院で5年間ほど勤務し、さらに良い環境を求めて転職したいと考えたとします。

5年といえば、看護業務にもすでに慣れており、責任ある業務も問題なくこなせるようになってきている時期です。

プライドも芽生え、「もっと良い条件の病院に転職したい」と考えることもあるでしょう。

しかし、実際に転職してみると、新たな環境に適応するのに苦戦して、業務はもちろん、人間関係の構築も上手くできないといったケースに陥ることもありえます。

最初の就職先では、まだ若く吸収力もあり、必死さもあったため新たなことも短期間でものにできますが、20代後半になり、プライドも芽生えてくると、がむしゃらに環境に適用しようという感情が芽生えず、前の職場と比較してしまうこともあります。

プライドが邪魔をして経験の浅い看護師に聞けないといったこともあるかもしれません。

対処法としては、「働く場所が変わればシステムも働く人たちもすべて変わる」ということをしっかりと認識することです。

新人のような気持ちで臨まなければ、新たな環境下でスムーズに業務を覚えることはできません。

プライドがあっても、現場ではそのプライドを表に出さずに、謙虚に聞きながら業務にあたるようにしましょう。

収入や労働条件が悪くなってしまった

求人の内容を見て、働いている職場よりも良い条件であったため思い切って転職したとしても、実際に環境が良くなるとは限りません。

例えば、求人を出した時よりも人員が少なくなってしまい、夜勤の回数が実際には多くなっていることもあります。

また、その逆に夜勤の回数が少ない部署に配属となり、求人に記載されたおよその月収額よりも数万円少ない給与しかもらえないケースもあります。

このように、「実際に働いてみたら給与が少ない」「労働環境が良くない」といったことも十分にありえるのです。

対応策としては、「採用された場合はどういった部署で働く可能性があるのか」や「夜勤の回数」、「具体的な収入額」といった点をしっかりと面接時に聞いておくことでしょう。

なかなか聞きにくい部分ではありますが、後々問題となってしまうことを避けるためにも、勇気を出して聞くようにしましょう。

まとめ

今回は、「看護師が転職に失敗するケースと対応策」について解説してきました。

・条件は良かったが職場の雰囲気が悪かった

・業務内容が合わない

・自分自身の適応力のなさにより慣れるまで時間がかかる

・収入や労働条件が悪くなってしまった

看護師の転職では、このような失敗のケースが想定されます。

転職活動の際にそれぞれの対応策をしっかりと実践するようにしましょう。

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