美容外科や医療脱毛クリニックでの仕事内容と向いている看護師

世の中には自分の顔に自信のない人がとても多く存在します。

また、現代では潔癖とも言えるほど清潔感に対しての重要度が上がっています。

女性だけでなく、男性も脱毛する人が増えたのは、まさに美容に対する日本人の意識が変わってきた証拠であると言えるでしょう。

看護師資格を持っている人の中には、美容外科や医療脱毛クリニックでの勤務に興味を持っている人もいるはずです。

この記事では、そんな「美容外科や医療脱毛クリニックでの仕事内容と向いている看護師の特徴」について解説していきたいと思います。

美容外科や医療脱毛クリニックでの仕事内容

美容外科では、一般的な医療看護とは異なる業務がかなり多くなります。

医師の診察や診療の補助はもちろんですが、整形手術の準備や機械出し、後片付けなどもありますし、レーザー治療などの補助も行います。

美容に関する悩みに対するカウンセリングや患者さんのアフターフォローなども行わなければなりません。

出勤し清掃を行ったり、開院後の受付やカルテの記入、医師の指示のもと施術の際の注射などを行うなどの作業もあります。

一般的な病院やクリニックとは違い、基本的に土日祝日などが忙しくなります。

それゆえに、休日は平日となることが多く、「友人や家族と休みが合わない」といったことが起こりやすいと言えます。

勤務時間については、夜勤などはなく基本的に日勤のみとなります。

診療中心であるため、残業など長時間勤務にもなりにくい特徴があります。

医療行為自体はとても少ないため、看護スキルを伸ばしていきたいという人には不向きであると言えるかもしれません。

医療脱毛クリニックに関しても、基本的には美容外科と同じです。

日勤が多く土日祝日の勤務が多くなります。

診療補助はもちろんですが、皮膚の状態を見ながら丁寧にレーザー脱毛の施術を行っていきます。

また、レーザー照射後のクーリングや炎症止めの薬を塗るといったアフターケアも行います。

さらに、ビタミン点滴注射やプラセンタ注射などを行う機会も多くなります。

一般的な看護師の給与は、450万円～500万円程度ですが、美容外科や脱毛クリニックで働く看護師もこれと同様の年収を得られます。

夜勤がないのにもかかわらず年収が高めに設定されているのは、美容業界が「自由診療（病院やクリニック単位で料金を自由に決められる）」がメインとなっているからです。

比較的働くスタッフへ給与が反映されやすいため、高年収になりやすいのです。

クリニックによっては、基本給以外に化粧品やサプリメントといった営業による成果報酬が加算されるケースもあります。

それでは、美容外科や医療脱毛クリニックでの勤務にどのような看護師が向いているのかを挙げていきましょう。

美容外科や医療脱毛クリニックでは、その業務のほとんどが美容に関連するものとなります。

それゆえに、美容にまったく興味がない看護師には向かないと判断できます。

プライベートでもスキンケアなどに力を入れていたり、興味が強い看護師さんであれば、やりがいを感じながら働くことができることでしょう。

看護師自体が人と接することの多い仕事ですが、美容外科や医療脱毛クリニックの場合は特に接する機会が多いと言えます。

さらにその接し方も一般的な病院勤務の看護師とは若干違います。

美容外科や医療脱毛クリニックなどでは、どちらかと言えば患者さんというよりも「お客様」のようなスタンスで接することが多いのです。

1人1人の患者さんに寄り添いながらも、お客さんのようにより良いサービスを受けてもらえるように促すテクニックも必要なのです。

どんな仕事でも言えることですが、「こなすだけ」ではやりがいを感じることができず、成長もできませんし飽きてしまうことでしょう。

美容外科や医療脱毛クリニックの看護業務についても、注射やレーザー治療、レーザー脱毛、アフターフォローなどルーティーンでこなしていくだけでは1年もしないうちに飽きてしまうことでしょう。

しかし、患者さんが治療や施術を受けるたびにキレイになっていくその過程を楽しく感じられたならば、知識やスキルもスピーディーに上がっていくはずですし、仕事自体にやりがいが持てるようになるはずです。

今回は、「美容外科や医療脱毛クリニックでの仕事内容と向いている看護師の特徴」について解説してきました。

美容外科や医療脱毛クリニックでの仕事は、一般的な医療看護とは若干違った内容となります。

年収に関しては、自由診療であるため夜勤がないにもかかわらず一般病院の看護師職と同程度の金額が貰えることが多いようです。

美容に関心があり、人と接すことが好きで、キレイになっていく過程を楽しめる看護師さんは、ぜひ美容関連のクリニックへの転職を検討してみてはいかがでしょうか？