デイサービスでの看護の仕事内容と向いている看護師

デイサービスでの看護の仕事内容と向いている看護師 看護師の転職

高齢化社会が進んだ現代において欠かせない「デイサービス」ですが、介護職員だけでなく看護師も必ず配置しています。

今後さらに高齢化は進んでいくため、デイサービスでの看護業務はより重宝されていくはずです。

現在病院内やクリニックなどの看護業務に従事している看護師さんの中にも、デイサービスでの看護業務に興味を持っている人もいることでしょう。

そういった人は、具体的な仕事内容や年収、向いている看護師の特徴などを知りたいはずです。

この記事では、そんな「デイサービスでの看護の仕事内容と向いている看護師の特徴」について詳しく解説していきたいと思います。

デイサービスとは?

デイサービスは、日帰りで介護や機能訓練が受けられる施設です。

バイタルチェックや食事、入浴、排泄介助の他、様々なアクティビティなどのサービスが受けられます。

デイサービスの種類は、主に4つに分かれています。

・様々な高齢者が利用する一般的なデイサービス

・認知症の高齢者に対応した認知症対応型デイサービス

・歩行訓練などを行うリハビリ特化型デイサービス

・医療ケアが必要な高齢者が対象となる療養型デイサービス

このように、同じデイサービスでも提供しているサービスには違いがあるのです。

デイサービスでの看護の仕事内容

看護師としてのデイサービスでの仕事は、主に「健康管理」となります。

バイタルチェックはもちろんのこと、服用している薬の管理、看護記録を行っていきます。

その他にも、胃ろうの管理やインシュリン注射などを行うケースもあります。

ただし、一般的な病院やクリニックのような医療看護業務はそれほど多くありません。

介護職員がメインとなるスタッフとなるわけですが、看護師はそういったスタッフのサポートに回るケースも多くなります。

それゆえに、介護士と同じように食事や入浴介助、日常生活が行えるように機能訓練などを補助していくことも業務に含まれます。

出勤後、まずは利用者さんのバイタルチェックを行い、その後入浴介助やその後の処置(塗り薬の塗布など)を行います。

昼食の介助もサポートしながら、各利用者さんの服薬を管理していきます。

午後はレクリエーションへの参加や機能訓練のサポートなどを行い、業務記録を残します。

利用者が退所するまでの時間は、利用者と共におやつを食べながらコミュニケーションを取ります。

場合によっては、看護師であっても利用者酸の送迎を行うケースもあります。

利用者さんが退所したら、施設内の掃除や翌日の準備などを行い、業務終了となります。

デイサービスで働く看護師の年収

デイサービスで働く看護師の年収は、一般的な病院に勤務する看護師と比べてやや低く、400万円前後となります。

これは、日中の仕事のみとなり、残業もあまり多くなく夜勤がないことが大きな要因であると言えるでしょう。

デイサービスでの勤務に向いている看護師

一体どのような看護師がデイサービスでの仕事に向いているのでしょうか?

いくつか挙げてみましょう。

①コミュニケーション能力が高い看護師

医療看護と比べ、高齢者と接する時間が長くより深くコミュニケーションを取る仕事となるため、人と接することが好きな看護師に向いていると言えます。

生きてきた中で高齢者と多く触れ合ってきた経験(自身の祖父や親戚、近所の高齢者と接する経験)があると、自然にコミュニケーションが取れるため、ストレスを感じずに仕事ができるはずです。

②高度な医療看護を求めていない看護師

看護師の中には、最新の医療看護スキルを身につけ、重要な看護業務を担いたいと思う人もいます。

しかし、結婚や出産、子育てを経験したためブランクがある看護師や、今あるスキルを活かして働きたいといった考えの看護師ならば、デイサービスでの看護業務が合っていると言えるでしょう。

③一定以上の筋力がある看護師

デイサービスでの看護業務は、医療看護よりも介護系の業務が多くなります。

それゆえに、一定以上の筋力がある方が介護業務のサポートがしやすく、自身も働きやすいはずです。

筋力があまりない看護師の場合は、介護業務がこなせなかったり、腰を痛めたりするリスクがあります。

まとめ

今回は、「デイサービスでの看護の仕事内容と向いている看護師の特徴」について解説してきました。

看護師といっても、デイサービスでの仕事は介護寄りの業務が多くなります。

高齢者と頻繁に接することになるので、コミュニケーション能力が高い看護師に向いています。

日中の仕事が基本となるため、子育て中でも問題なく働くことができます。

ただし、年収は一般的な看護師よりもやや低く、ある程度の筋力が必要であることは理解しておきましょう。

デイサービスでの看護業務が気になった人は、ぜひ求人を探してみましょう。

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